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歯周病とは

こんばんは。歯科衛生士の赤間です。
歯科に関係する疾患の中でも「虫歯」と同じぐらい罹患率が高いものが「歯周病」です。
歯周病は、大きく分けると「歯肉炎」と「歯周炎」に分けることができて
2つを合わせて「歯周病」と呼んでいます。(日々呼び名や常識等の変化があるため、認識が違ってしまうこともありますが。。。)

◆歯肉炎◆
歯肉炎を起こす原因は、口の中に何億といる細菌です。その細菌が様々な悪さをして歯茎に炎症を起こし、腫れたり血が出たりしてしまうのです。歯肉炎は歯茎に限局して症状の出るものであり、原因である細菌を除去することで回復することもあります。
◆歯周炎◆
一方で歯周炎は、歯肉炎と同じように口の中の細菌が原因で起こる感染症のことですが、歯肉炎との大きな違いは
歯を支えている骨(歯槽骨)まで影響が出てしまうことです。歯を支えている骨が炎症により溶けてしまい歯がグラグラしてしまい
最終的には歯が抜けてしまう大変恐ろしい病気です。

歯肉炎も歯周炎も、主な原因となるのは口の中の細菌です。
この細菌を除去し、炎症を抑えることで改善することが多いです。
一番重要になるのが、やはり「歯ブラシ」です。歯ブラシで原因となる細菌と、その細菌が出す様々な物質が混ざったものを「プラーク」や「バイオフィルム」と言ったりするのですが、それは物理的な刺激を加えることが大事です。
歯ブラシを当てることにより、歯の表面や歯茎の隙間のポケットの中に溜まってしまっているプラークを除去することで炎症が収まることが多いです。
プラークは時間が経つと唾液中のカルシウムなどの成分が沈着して「歯石」になります。
この「歯石」になってしまったらもう歯ブラシでは除去できません。
プラークは柔らかいので、しっかりと歯ブラシを当てると落ちますが歯石は歯科医院で専用の機械を使わないと除去できません。

特に、歯周ポケットの中に沈着してしまった歯石は硬くてなかなか除去できません。
この歯石がずっと残っていると、その周りにプラークが溜まり慢性的な炎症がずっと起きている状態になります。
そうすると徐々に歯を支えている骨が溶けてしまい、噛めなくなってしまったり、膿が出てきてしまったり、最後には抜けてしまうということになります。
歯周病にならないためには、なによりも「歯ブラシ」そして、歯石が沈着していないか歯周病が進行していないかをチェックするためにも歯科医院で定期的なメンテナンスをすることが本当に大切になります。
歯肉炎は出血したり腫れたりと鏡を見たり歯ブラシをして気付く場合もありますが、
歯周炎は知らず知らずのうちに進行してしまうことも多々あります。

けやき歯科クリニックでは、歯周病の検査もしっかりと行っております。
歯石がたくさん沈着してしまっている場合や、歯ブラシの使い方がなかなかうまくいっていなかったりする方には何回か通いって頂いて全体的な経過を見ながら治療・メンテナンスをしていくことになります。
歯石を除去すると炎症を起こしていた歯茎がシュッと引き締まり、歯周ポケットの中に潜んでいた歯石が見えることがあります。
その方が除去しやすくなります。
「歯石を取るのに何回も通いたくない!」「クリーニングなんて1回で終わらせて!」と言われることがあります。
こちらとしても何回も通っていただくのは大変申し訳ないとは思うのですが、
1回で除去するよりも通っていただいて経過を見ながら、回復を見ながらの方がしっかりと治ります。

虫歯の治療がしっかりと終了しましたら、歯周病の進行具合によりクリーニングをしていただくことをお勧めします。
自分が思ってるよりも歯周病が進んでいるかもしれません。
しっかりと診させていただきますので、少しでも気になるところがありましたら是非ご来院ください。

歯を失ったときには

こんばんは。歯科衛生士の赤間です。
今日は歯を失ったあとはどうやって治療するのかというお話ししていこうかなと思います。

歯を失う理由としては、
<虫歯の場合>
虫歯により歯を残すことが難しい場合は、抜歯することになります。歯茎より上に歯が残っている場合は修復可能な場合もありますが
歯茎より下まで虫歯が及んでしまった場合は残念ながら抜歯を選択することになることが多いです。
<歯周病の場合>
歯を支えている骨が溶けてしまっているため、グラグラと動揺してしまい保存が不可能になり抜歯ということになります。
グラグラしているところはずっと炎症が起きている状態ですので、他の歯を守るためにも抜歯を選択することがあります。
<歯が折れてしまった場合>
ケガなどにより、歯が折れてしまった時にも抜歯になることがあります。時に歯の根っこが割れてしまった時は
ほとんどの場合で保存が不可能です。

など、歯を失ってしまう理由は様々です。
では、失ってしまったところはどうするのかということです。
残念ながら人間の永久歯は一度しか生えてきません。なので人工的なもので補うしかないのです。

治療方法としては、
◆ブリッジ→失った歯の前後を削って橋渡しをして修復する方法です。
隣の健康な歯を削らなければいけないデメリットがあります。隣の歯が神経が残っている場合は、大きく削らないように全体をかぶせるのではなく、小さく削る「インレーブリッジ」という修復をすることもあります。
ブリッジはセメントでしっかりと固定してしまうので、一度つけてしまうと外せません。外すときは壊すことになります。
保険では銀色になってしまいますが、ブリッジの修復も自費診療の材料が使えます。
特に前歯を失ってしまったときは、綺麗なセラミックで治療される方が多いです。

◆入れ歯→ブリッジ大きく違うところは、隣の歯を大きく削らなくてよいというところです。
入れ歯を入れるために多少は削りますが、ブリッジと比べるとほんの少量です。
型を取って少し歯を削ればすぐにでも使用することができ、取り外しができるので衛生的にも良いです。
今まであった歯の感覚よりも大きいものになりますので、慣れるまで時間がかかったり
入れ歯が歯茎などの粘膜にあたってしまい痛みが生じることもありますので、使いながら調整が必ず必要になります。
隣の歯とを繋いでいる金属が目立つのがちょっと・・・という場合には金属を使わない入れ歯もあります。
入れ歯の厚みが気になるという方は、もっと薄く丈夫に作れる「金属床義歯」というものもあります。
患者さんご自身の使いやすいようにカスタマイズできるのも義歯の強みですね。

◆インプラント→インプラントは、ご自身の顎の骨の中にネジを埋め込み失った歯の根っこを人工のもので置換するという治療法です。
歯茎を切って専用のドリルで手術をするため難しい治療になります。
治療費も高額なものになり、全額自費診療になるため10万円のところもあれば50万円のところもあります。
インプラント治療は、他の歯を削らなくてよいというところが最大のメリットです。
根っこの代わりにネジを埋め込むので噛む機能としても一番天然の歯に近いと言われています。
インプラント治療をしても汚れが溜まりインプラント歯周炎を起こしたりすることもあるので、しっかりとしたメンテナンスは必ず必要となります。
けやき歯科ではインプラント治療をご希望の方は、院長の友人のドクターをクリニックに呼んで治療してもうらことも可能ですのでご相談下さい。
けやき歯科にはインプラント治療に関する器具や材料等がないため、すぐに対応することはできませんのでご了承下さい。

歯科医院では、虫歯の治療をその日に治したり、何回も来院してもらって根っこの治療をしたり
歯を削って仮歯を入れて型を取って治療したりと症状や状態により様々な治療法があります。
その都度最適な治療方法をご提供してまいりますので、何か不安がある場合は遠慮なく申し出ていただけると助かります。
一度失ってしまうと二度と元には戻りませんので、大切な1本1本の歯に真剣に向き合って治療に携わっていきたいと思っています。

クラウンとは

こんばんは。歯科衛生士の赤間です。
今日で8月が終わってしまいましたね。残暑厳しいらしいので、体調管理は気を付けたいところです。
今日は「クラウン」についてお話しようかと思います。
クラウン=冠
歯を全体的に覆って修復して治療するものをクラウンと呼びます。
先日お話ししたインレーは、ご自身の歯の噛むところが残っている場合に適応されます。
クラウンは、歯が大きく崩壊してしまったり、根っこの治療をして神経を取り土台を立てて治療する時などに適応されます。
よく、「差し歯」という言い方をしますが、土台と冠の部分が一体的になっているものを差し歯と呼ぶことが多いです。
クラウン自体を差し歯という時もあります。呼び名の通り、土台に差し込むように修復するものです。

クラウン治療の場合は咬合の回復(噛む機能の回復)の役目が大きく関わっているのと同時に、
見た目にも大きく関わってきます。
特に神経を抜いた治療をしたあとは、歯が茶色っぽく変色してくる可能性があります。
そういう時にもクラウン治療を行う場合があります。
インレー修復と同じように、保険診療で治療するとなると奥歯は銀歯しか選択肢がありません。
前歯は前から数えて3番目までは白い材料を使うことができますが、こちらの材料も長年使用していると
変色してきたり、どうしてもご自分の歯の色と合わせることが難しくなります。

銀歯は目立つし、色が変色してくるのもちょっと・・・という方は
ゴールドクラウン
ホワイトクラウン(内側が銀色の金属で補強してあり、外側はセラミック。しかし、白い部分の色は単色です)
メタルボンド(構造はホワイトクラウンと同じですが、白い部分は周りの歯に合わせてほぼ統一できます)
オールセラミッククラウン(銀色の金属は不使用。全てセラミックで作製します。色も周りの歯と統一できます)
ジルコニアクラウン(銀色の金属は不使用。オールセラミッククラウンよりも強度や審美性が増します)
上記の材料は全て「自費診療」となるため10割患者様ご自身の負担となります。

失ってしまった歯をより自然な形で修復するために、色々な材料をご用意してありますので
是非ご相談下さい。
歯茎に金属の成分が沈着してしまう「メタルタトゥー」となってしまう場合もあります。
不意に金属アレルギーが発症する場合もあります。
私の友人は、顔に発疹が出て何をしても治らなかったのに口の中の金属をセラミックに変えたら治りました。
おそらく金属アレルギーだったのではないかと思われます。

少しの噛み合わせの狂いが生活に大きく支障がでることもありますので、
インレーやクラウンが取れてしまって放置している場合はすぐに歯科医院に行くことをお勧めします。
特にクラウンが取れてしまっている場合は、周りの歯が移動してきてしまったり歯茎が増殖して盛り上がってきてしまう恐れがあります。
簡単な処置で終わればそれに越したことはないのですが、大きく崩壊してしまった場合はかなり大変な処置になることもありますので
是非歯科医院を受診して下さい。

私自身も虫歯により前歯の神経を抜いています。
神経のある歯に比べて神経のない歯は脆く割れやすいと言われているので、もし割れてしまったら
私もクラウン治療を受けることになります。
今までフォークやスプーンを噛んでしまって歯が割れる方も結構いらっしゃいました。
割れないように気を付けていきたいと思います。

インレーとは

こんばんは。歯科衛生士の赤間です。
今日は歯科用語の中でも登場回数が少ない「インレー」についてお話しようかと思います。
「インレー」とは、いわゆる「銀歯(つめもの)」のことです。(ほかの材料もありますので銀とも限りませんが。。)
虫歯がある程度大きくて、CR(その場で治療が完了するもの)では治療できない時にインレーで治すことになります。
インレーは虫歯を丁寧に削って、そこから更に形を整えて型を取ります。
型を取って技工所というところに作製を依頼するため、治療期間が長くかかってしまいます。
けやき歯科の場合では、型を取ってから1週間~10日ほど作製日数をいただいています。
その間は仮の蓋をしますので痛みやしみたり、物が挟まったりすることはほとんどありません。

インレーにもいくつか種類があり、
保険で治療するとなると「銀歯」金銀パラジウム合金という材質で作製することになります。
もちろん噛む機能の回復というところはどの材料を使用しても同じなのですが、保険の治療ですと
どうしても審美性(見た目)が悪くなってしまいます。

銀歯が目立つのがちょっと・・・という方には
ハイブリッドインレー(プラスチックとセラミックの混合材料。少し強度は脆い)
ゴールドインレー(銀歯より柔らかく、歯に馴染みやすい。材料としては一番優秀だと言われている)
オールセラミックインレー(全てセラミックなので、ご自分の歯の色と綺麗に合わせることができる)
オールジルコニアインレー(オールセラミックよりももっと硬く、審美性、馴染みやすさ、耐久性に優れている)
など、様々な特徴を持った材料をご用意しております。
上記の材料は全て「自費診療」となりますので、10割患者様ご自身のご負担となります。

銀歯は保険で治せるので安価、そして金属なので耐久性はかなり優れているのですが
硬いがゆえに色々な弊害が出てしまうこともあります。
自費診療の材料にも、その歯に最適な材料というものがあります。
なんでも綺麗な自費診療のインレーを入れればいいというものでもありません。
歯の状態やお口全体の状況により、患者様がご希望されていても自費診療の材料を使うことができない場合もあります。
そんな時は色々とお話しさせていただき、納得の上治療をさせていただきたいと思っておりますので
なにかご希望の治療方法がありましたら院長までなんでもお話し下さい。
大切は1本の歯をしっかりと守ることが、お口全体の健康、体全体の健康につながると思っています。

色々とご相談下さい。
お待ちしています。

 

 

CR(コンポジットレジン)

こんばんは。歯科衛生士の赤間です。

歯科医院で健診をしていると、CやPや数字や色々な専門用語が飛び交っているのが聞こえてくると思います。
なかでもCR(シーアール)という言葉をよく耳にするのではないでしょうか?
CRというのは歯科治療の中でも大変よく使われる材料のことで<コンポジットレジン>の略語になります。
主に小さな虫歯や、大きく噛み合わせに関係のない箇所の修復に使用することが多いです。
歯と歯の間や大きな噛み合わせの部分はCRではなく、銀歯を選択する場合があります。
そこはドクターの考え方にもよりますが、絶対にこの材料で治療しなければいけないという決まりはないので、
日々試行錯誤しながら治療方法を選択しているとのことです。

CRの利点は、なんといってもその日に治療が終わるところです。
虫歯を削ってそこにCRを詰めていきます。粘土のようなものから少し柔らかいもの
色もたくさんの種類があります。
ご自分の歯の色に少しでも近い色を選んで何色も使いながらできるだけ目立たないように修復できます。
虫歯以外にも、歯が欠けてしまった時や、歯の根元が露出してしまって知覚過敏を起こしてしまっているときなど
様々なところで活躍する優れものなんです!

ただ、強度は銀歯やセラミックに比べると劣るところがあるので割れてしまうこともあります。
セラミックも割れる時はありますが、CRはそれに比べると割れたり欠けたりしやすいというデメリットがあります。
ただ治療してから何年も綺麗に保つことも多々ありますので大変優秀な治療材料です。
CRは青い光で固まる性質がありますので、光を当てているな~と思ったらそれはCR治療かもしれませんね。

銀歯やセラミック治療はどうしても型を取って作る必要が出てきますので、1日で治療を完了することはできません。
しかし強度や審美性を求めると、色々な材料があるということが歯科治療の強みでもあります。
患者様のニーズにあった治療計画をご提案することも歯科クリニックスタッフの大切な役目だと思っていますので、
虫歯や歯が欠けてしまったなど治療が必要になってしまったら、是非色々な話を聞いてください。
こちらからも最適なものをご提案させていただきます。

歯のクリーニング

こんばんは。院長の赤間です。
けやき歯科クリニックでは虫歯の治療や歯周病の治療の他に、
歯を綺麗にする「クリーニング」を行っています。
コーヒーや紅茶、赤ワインなどを飲むと歯の表面に<ステイン>が沈着することがあります。
このステインはうがいや歯ブラシでは落とせません。歯の表面に強固にくっついているのです。
ステイン自体には直接虫歯や歯周病の原因になったりはしないのですが、表面がざらざらしているため
プラークが付着しやすいという弊害があります。
見た目も茶色っぽく見栄えも悪いので、ステインは定期的にクリーニングで落とすことをお勧めします。

歯科医院では様々な機械を使って治療やクリーニングを行います。
お口の中の状態により使う器具をわけています。
「この前はこれを使ってやってくれたのに、今日は使ってくれないのね。」などといった問い合わせもありますが、その都度最適な機械を選んでクリーニングをしているので毎回同じ手順というわけではないのです。
歯石を取る機械、ステインを取る機械、歯の表面の汚れを綺麗にする機械、
歯周ポケットの奥のほうの歯石やプラークを取る機械もあります。

中でも、「エアフロー」という機械をご用意してあります。
細かい粉を歯の表面に吹きかけてステインやバイオフィルムといった歯の表面についた汚れを落とすことができます。
研磨剤を使用してブラシで磨くよりも短時間でより綺麗に細かいところまでクリーニングをすることができます。

(株式会社モリタ製作所様より画像お借りしています)

こちらは自費でクリーニングをご希望される方に使用させていただきます。
1本100円となっています。
1回〇〇〇〇円という価格設定で行っている歯科医院さんも多数あると思いますが、
けやき歯科クリニックでは、やりたい歯だけをクリーニングしていただこうと思い1本価格を設定いたしました。
どうしても前歯の1本だけステインが付いてしまうということはよくあることです。
そんな時はその1本だけクリーニングをいたします。
口の中にセラミックなどの治療をされてる方も、ご自身の歯だけをクリーニングいたします。

自費のクリーニングは、色々なオプションをカスタマイズして一人一人の患者様に合ったものご提供してきたいと思っております。
美容室で髪を染めるように、定期的にネイルサロンに行くように、歯科医院でのクリーニングも患者様のルーティンワークの一部になっていただきたいと思っています。

私も整体によく行くのですが3週間ほど空くと体が整体を欲するようになっています。
もうライフワークとして組み込まれてしまったんですね。

歯科医院も虫歯だから、銀歯が取れたからという前に
歯の表面も歯周ポケットの中も全部綺麗にしてもらいたいと思ってもらえるように努めてまいります。
歯のクリーニングを定期的にやる=虫歯歯周病の早期発見早期治療に必ず繋がります。

ご興味のある方はスタッフまでお問合せ下さい。
皆様の口の中の環境をしっかりと守らせていただきます!

 

子供の歯の話

こんばんは。歯科衛生士の赤間です。
今日は娘の10ヶ月健診に行ってきました。
身長や体重など特に問題もなく発育しているということで一安心いたしました。

待っている間に他のママたちと話したり、遊んでいる子供の口の中を見たりしていたら
ほぼ全員歯が生えてました!
しかも2~3本も!!
生後半年以降から下の前歯が生え始めるらしいのですが、
うちの娘はまだ1本も生えていません。
生える気配もありませんね・・・
院長は歯の専門家なのですが、歯の生えてこない娘をものすごく心配しています。
個人差があるということは重々承知、むしろまだ生えなくても全く問題ないみたいですけどね。

友達の先輩ママや健診の時にお話しさせていただいた保健師さんも、
「まだ生えなくてもいいのよ~生えてないのは今しかないんだから!」と。
まさにその通りですね!
歯が生えたらどんな表情になるのか楽しみです。

しかし、歯が生えてきてしまったら
あとは虫歯との戦いが始まります!!!
小児の口腔ケアをあれやこれやと考えますが、結局素直に口なんて開けてくれないんだろうなと
今から不安です。

乳歯の頃からの口腔ケアは大変重要だと思いますので、
歯がしっかりと仕上げ磨きをするのと、歯科医院でフッ素塗布や歯科衛生士のクリーニングを受けることをお勧めします。
フッ素は現時点でしっかりと医学的根拠のある薬剤だと認められている優秀なものです。
乳歯も一生で1本しか生えません。大人の歯になる前の重要な役割もありますので、
虫歯は放置せず必ず歯科医院で治療するようにしましょう!

健診時の歯科用語

こんばんは。歯科衛生士の赤間です。
歯科衛生士という仕事をしていると、日常生活でも色々質問されることがあります。
私が今まで色々な人から相談された、ちょっと気になるなというようなことを紹介していきたいと思います。

中でも「2とか3とかチクチクしながらなにをしているのか?」という質問をよく受けます。
健診の中でも、虫歯をチェックする時と歯周病をチェックする時があります。

チクチクしながら数字を言っているときは歯周病の検査をしているときです。
歯は歯茎に埋まっているものではなく、顎の骨の中に埋まっています。

ここの隙間を「歯周ポケット」もしくは「歯肉溝」といいますが、
チクチクしているのはここの深さを測っています。

この器具を使用して測定しているためチクチクとする感じがあると思います。

個人差はあるのですが、1mm~3mm以内だと正常は範囲だと言われています。
4mm以上の数値だと、
◆歯茎が腫れていて深くなっている時
◆歯を支えている骨が歯周病により溶けてしまっている時
という診断の目安になります。
あとは検査時に出血しているかということも大変重要なことです。
歯肉炎や歯周病は歯茎から出血することも診断の目安となります。

歯科医院での検診や治療はご自分では何をやっているのかがほとんど把握できないと思います。
けやき歯科クリニックでは、

(株式会社ヨシダ様の画像をお借りしています。)
こちらのライトを使用しています。
よく見えるだけでなく、鏡になっているのでご自分が今何をされているのかを見ることもできます。

何かご質問があればどんな些細なことでも結構ですので院長やスタッフに聞いてください。
少しでも不安に思っていることをなくしていきたいと思っています。

レントゲンでわかること

こんばんは。院長の赤間です。
けやき歯科クリニックでは、パノラマレントゲン(2D)とCT(3D)を導入しています。
パノラマレントゲンでは、虫歯の有無や歯周病の進行具合や、歯の根の病変などを診査診断する時になくてはならないものです。
しかしパノラマレントゲンは二次元的にしか撮影できないため奥行きなどはレントゲン上ではわかりません。
このレントゲン写真は私の妻のものになるのですが、写真の赤丸は顎の骨の中に埋まっている親知らずです。

この親知らずを抜くときに、とても重要になってくるのが
顎の骨の中を走行している神経や血管とどれだけ距離があるかということです。
2Dで撮影したレントゲンでもある程度は診断が可能ですが、もしかしたら神経に近いかもしれないということになると神経を傷つけて麻痺が出てしまうことが稀にあります。
そういったことを事前に知っておくことが最重要になってきますので、そのためにCTを導入しました。
もちろん歯周病の診断や歯の根っこの治療にも大に役立つCTです。

この下の親知らずを抜くのが本当に大変なんです。
まず、骨が分厚いので麻酔が効きづらい。
術野が狭いので器具が入りにくい。
奥なので患者さんが口を開けっ放しになるのが本当に辛い。
などなど、色々な障害があります。

ここはドクターの中でも意見が分かれるところなのですが、
「親知らずを抜くか抜かないか。」というところです。
手前の歯との間に虫歯になってしまうことが多々あります。
そうなると、親知らずもその手前も処置をしなければなりません。
腫れてしまうこともよくあります。
腫れて痛みが出てしまっているときは、原則として抜歯はできません。
消炎鎮痛処置をまず行います。
そうなってからだと痛みで夜も眠れないということもあります。

そうなる前に、定期的なメンテナンスと
レントゲンを撮ることが重要になってきます。
目では見えないところに虫歯や歯周病が潜んでいることはよくある話です。
ご自分では磨けないところは絶対にあります。
そんな時はクリニックでプロのクリーニングをしていきましょう。
歯ブラシでは届かないところもしっかりとお掃除します。

痛みがなくても、1年に2~3回は歯科医院にチェックに行かれることをお勧めします。

位相差顕微鏡で細菌を見てみませんか?

開業したばかりですが、最初から色々な機器を揃えました。
特に<位相差顕微鏡>を導入しているクリニックはまだ少ないのではないかなと思います。
 

位相差顕微鏡とは、口の中の細菌をリアルタイムで観察できるものすごい顕微鏡なんです!
上の画像は静止画ですが、本来は動いています。
口の中には何億・何十億と数えきれないほどの小さな細菌がいます。
害のない常在菌がほとんどと言われていますが、歯周病の原因になる細菌が鮮明に観察することができます。
ヘビのように動いている細菌が「スピロヘータ」と呼ばれています。
うねうねして動いているのがよくわかります。
成熟したプラーク(ずっと溜まっているプラーク)に多く見られるといわれています。
他には白血球も観察することができ、白血球は炎症が起きているところによく見られますので
白血球が多く観察できる場合は歯周病が起きている可能性があることを示しています。

自分の口の中に本当に細菌がいるの?と疑問に思っている方もたくさんいると思いますが
本当に動く細菌がいるんです!
私も自分のプラークを観察したときに絶望しました・・・
綺麗に磨いている自信があったけど、歯周ポケットの奥深くでは細菌が活発に活動していました。

実際に自分の口の中の細菌を目の当たりにすると、ブラッシングだけでは十分でないことがわかると思います。
やはり大事になってくるのは歯科医院でのプロフェッショナルケアですね。
歯ブラシでは届かないところのお掃除や消毒を行うことができます。
日々のメンテナンスはご自身でしっかりと行っていただき、数ヶ月に1度は歯科医院でのメンテナンスをお勧めいたします。

けやき歯科クリニックでは、どなた様に対しても<位相差顕微鏡>を使って細菌の観察をしていただくことができます。
「自分の細菌が見たい!」とおっしゃっていただければすぐに見れますので、スタッフまでお申し出ください。
口の中のプラークをほんの少しだけ採って顕微鏡にセットして観察するだけです。
もちろん全然痛くありませんし、時間もかかりません。
是非けやき歯科にいらっしゃった際には、<位相差顕微鏡>で細菌を観察しましょう!
お待ちしています。

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